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呉釗燮(ごしょうしょう)外交部長(外相)と台湾の安全保障政策を統括する国家安全会議の顧立雄(こりつゆう)秘書長は21日、米ワシントン近郊でシャーマン国務副長官や国家安全保障会議(NSC)のキャンベル・インド太平洋調整官らと会談した。

(ワシントン中央社)呉釗燮(ごしょうしょう)外交部長(外相)と台湾の安全保障政策を統括する国家安全会議の顧立雄(こりつゆう)秘書長は21日、米ワシントン近郊でシャーマン国務副長官や国家安全保障会議(NSC)のキャンベル・インド太平洋調整官らと会談した。会談は非公開で行われ、7時間に及んだ。終了後、双方から談話は発表されていない。
会談は米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)ワシントン本部で開かれた。呉氏と顧氏は午前9時半ごろに蕭美琴(しょうびきん)駐米代表(大使に相当)の付き添いの下、同所に到着。米国からは、クリテンブリンク国務次官補(東アジア・太平洋担当)をはじめ、台湾政策を担当する官僚が出席した。

キャンベル氏は午後1時に、シャーマン氏は同1時半に会談に加わった。会談は同5時に終了した。
呉氏と顧氏は会談終了後、待機していた報道陣に笑顔で手を振り、建物を後にした。

18日付の英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)によれば、今回のような対話は特殊な外交対話の一環で、いわゆる「特殊チャネル」と呼ばれる。中国からの反発を避けるため、非公式としている。
(江今葉/編集:名切千絵)