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2023-02-21 政治・国際

台日防災セミナー、台湾で開催 日本の専門家が経験を紹介

注目ポイント

台湾の内政部(内務省)消防署が主催する「台日防災セミナー」が20日、新北市内で開かれ、日本の防災専門家が経験を紹介した。

台日防災セミナー、台湾で開催 日本の専門家が経験を紹介(消防署提供)

(台北中央社)内政部(内務省)消防署が主催する「台日防災セミナー」が20日、新北市内で開かれ、日本の防災専門家が経験を紹介した。蕭煥章(しょうかんしょう)消防署長は、セミナーは台日の友好的連携の手本だとし、防災や国際人道支援などに関する日本の経験と仕組みを学ぶことで台湾の防災能力の強化につなげたい考えを示した。

消防署が報道資料で明らかにした。

訪台したのは、内閣府の藤本真也政策統括官(防災担当)付参事官(普及啓発・連携担当)付参事官補佐ら防災関連の官僚。台湾からは、行政院(内閣)防災オフィス(災害防救弁公室)の呉武泰主任や国家防災テクノロジーセンター(災害防救科技中心)の李維森主任秘書、政府や各県市の防災担当者らが出席した。セミナーでは日本と台湾それぞれの専門家による講座も開かれた。

消防署は、日本は近年、地震や津波、原子力発電所事故が複合的に発生した東日本大震災の経験から、複合災害への対応や復興の革新と措置などにおいて全体の防災効率を有効的に高めていると紹介し、台湾が参考にできる最良の手本だと説明。今後も日本と防災分野での連携を深化させ、国内の防災能力を高めていく方針を示した。

(黄麗芸/編集:名切千絵)

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