2023-02-20 政治・国際

中国・上海から訪問団 台湾ランタンフェス視察や台北市と交流

注目ポイント

中国・上海市の訪問団が18日、台北市政府の招きに応じて台湾を訪問した。20日まで滞在し、台北市で開催されている「台湾ランタンフェスティバル(台湾灯会)」を訪れたり、台北市と交流したりする。

(台北中央社)中国・上海市の訪問団が18日、台北市政府の招きに応じて台湾を訪問した。20日まで滞在し、台北市で開催されている「台湾ランタンフェスティバル(台湾灯会)」を訪れたり、台北市と交流したりする。台北市政府によれば、新型コロナウイルス流行後、上海の訪問団が台北開催のランタンフェスを訪れるのは4年ぶり。

台北市政府が一行の訪台を申請し、対中政策を担う大陸委員会がスケジュールの「公開、透明」などを原則に許可した。

訪台しているのは、上海市人民政府台湾事務弁公室の李驍東・副主任ら。台湾入りした18日昼、台北松山空港には台湾独立派団体や中国との統一を目指す団体が集まった。

李氏は19日、台北市の機関の視察を終えた後、メディアの取材に応じた。今回の訪台が両岸(台湾と中国)関係の雪解けにつながるかとの質問に「われわれは期待している」と答えた。

交通部(交通省)観光局主催の台湾ランタンフェスティバルは23年ぶりに台北市で開催。台北市長は、昨年11月の統一地方選で当選した対中融和路線を打ち出す最大野党・国民党の蒋万安(しょうばんあん)氏が務めている。

(劉建邦、陳昱婷、黄麗芸、李雅雯/編集:楊千慧)

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