2023-02-19 ライフ

死亡報道の歌手、生きていた 元マネジャーが釈明/台湾

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15日に死去が報じられた歌手で俳優のリウ・ウェンチェン(劉文正)さんを巡り、リウさんの元マネジャー、夏玉順さんは16日、リウさんが存命であると明らかにした。すでに引退し「誰からも迷惑をかけられたくないと思っている」とし、死去したとする情報を意図的に流したと釈明した。

歌手のリウ・ウェンチェン

(台北中央社)15日に死去が報じられた歌手で俳優のリウ・ウェンチェン(劉文正)さんを巡り、リウさんの元マネジャー、夏玉順さんは16日、リウさんが存命であると明らかにした。すでに引退し「誰からも迷惑をかけられたくないと思っている」とし、死去したとする情報を意図的に流したと釈明した。

夏さんは15日、中央社の取材にリウさんが昨年11月に米国で心筋梗塞のために死去したと発表したが、16日になって発言を撤回。心筋梗塞になったことは事実だが、現在は回復し健康状態は良好だとした。

また現在でもリウさんの復活を求める声が多いとしながらも「本人はお金稼ぎに興味がない」と説明。中国で最近、リウさんが死去したとする報道が頻繁に出ていたこともあり、わざとデマを流したものの、リウさんと相談の上、存命であることを公表したと説明。リウさんは自身のことについて「美しい思い出としてとどめてほしい」と話しているという。

リウさんは1970~80年代に一世を風靡したが、84年にレコード会社との契約が終了すると、表舞台から姿を消し、米国に移住。86年に台湾に戻り、レコード会社を立ち上げたものの、91年に会社を畳み、完全に引退していた。

(葉冠吟/編集:齊藤啓介)

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