2023-02-16 政治・国際

富山県氷見市長が陳高雄市長と面会 教育や文化交流の促進に意欲/台湾

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富山県氷見市の林正之市長は15日、南部・高雄市政府を訪問し、陳其邁(ちんきまい)市長と面会した。双方は教育や文化、観光での交流や協力を促進・推進することで一致した。

(高雄中央社)富山県氷見市の林正之市長は15日、南部・高雄市政府を訪問し、陳其邁(ちんきまい)市長と面会した。双方は教育や文化、観光での交流や協力を促進・推進することで一致した。

氷見市は2020年に高雄市鼓山区と友好交流都市協定を締結。陳氏は、日本統治時代に氷見出身の実業家、浅野総一郎が現在の哈瑪星地区の埋め立てに携わり、高雄発展のルーツになった他、台湾セメント(台湾水泥)の前身である浅野セメントを立ち上げ、台湾工業の発展にも寄与したと氷見との結び付きを強調した。

また市としてインターネット上で影響力のある台湾のインフルエンサーや旅行業者を氷見に送る支援ができるとし、現地の特色を高雄市民に伝え、より多くの協力機会を促進したいと意気込んだ。

林氏は、今年高雄市立歴史博物館と共同で浅野総一郎の生誕175周年を記念する特別展の開催を予定していると指摘。夏には中山大学の学生20人を氷見の文化体験に招待するとして、高雄市民の来訪を呼びかけた。

(蔡孟妤/編集:齊藤啓介)

 

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