2023-02-16 政治・国際

日本台湾親善協会が3年ぶり新春互例会を開催 謝長廷駐日代表らが出席

© 日本台湾親善協会新春互礼会で(吉村剛史撮影)

注目ポイント

日本台湾親善協会の「令和5年新春互例会」がこのほど都内で開催され、会員ら約100人が出席。同会会長の衛藤征士郎元衆院副議長(自民党)は開会あいさつで「日本と台湾は表裏一体」と地域の共生、共存、共栄を呼びかけた。また、出席した台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(大使に相当)も「平和こそ国際社会の核心的利益」などと東アジアの平和と安定の大切さを訴えた。

日本台湾親善協会新春互礼会で乾杯する出席者ら(吉村剛史撮影)

東アジアの民主と平和友好親善を信条として活動する「一般社団法人 日本台湾親善協会」の、春節(旧正月)時期恒例の新春互例会が2月15日、東京・平河町のホテルで開催された。コロナ禍の影響で2020年以来3年ぶりの開催となった今回は、来賓や会員ら約100人が出席し、旧交を温め合った。

開会に際して会長の衛藤征士郎元衆院副議長(自民党)があいさつ。台湾の劇的なGDPの伸び率にも触れながら、日本と台湾の関係を「表裏一体の関係」と主張。「台湾の安全は日本の安全、台湾の安心は日本の安心、台湾の発展は日本の発展」として関係深化を呼び掛けた。

開会のあいさつを行う江藤征士郎会長(吉村剛史撮影)

この日は、台北駐日経済代表処(大使館に相当)の謝長廷代表(大使)をはじめ、代表処各部長や横浜分処(領事館)の張淑玲処長子らも出席。

あいさつする台湾の謝長廷駐日代表(吉村剛史撮影)
あいさつする張淑玲横浜分処長(吉村剛史撮影)

謝代表は、ロシアのウクライナ侵攻1年にあたって、世界経済が被った深刻な影響に触れ、「台湾、日本、中国、韓国などの経済発展は全部平和の結果」だと強調。「戦争を望むのは独裁者だけ」「平和こそ国際社会の核心的利益」と強調したうえで、「日本政府がリーダーシップを発揮して平和をリードしてほしい。日本と台湾は平和共同体だ」などと呼び掛けていた。


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