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2023-02-16 ライフ

昆虫素材の学校給食!コオロギパウダーを使った「かぼちゃコロッケ」

注目ポイント

コオロギラーメンや昆虫を使ったコース料理を提供するレストランなど、年々広がりをみせる昆虫食。無印良品でも「コオロギせんべい」というスナックが人気商品の一つになっている。

コオロギを使ったメニュー

コオロギラーメンや昆虫を使ったコース料理を提供するレストランなど、年々広がりをみせる昆虫食。無印良品でも「コオロギせんべい」というスナックが人気商品の一つになっている。とはいえ、昆虫には少し抵抗があるという人も少なくはないだろう。もっとも、初めて触れる外国人にとっては、ネバネバする納豆や黒いノリは自国文化にない奇妙な食品に映る。身近になると、意外と食べられるようになる食べ物も多いのかもしれない。
家ではかなりの偏食だが、学校ではきちんと給食を食べるという話をたまに聞く。また学校給食は、家では普段食べない料理などを体験できる場にもなっている。徳島の県立小松島西高校で2022年11月、国内で初めて食用コオロギを使用した給食メニューの提供があった。

メニューを考案したのは、小松島西高校食物科の生徒たち。最初は、昆虫に少し抵抗があった生徒もいたが、今回使用した粉末の食用コオロギは食材として扱いやすく、多くの生徒が「おいしい」と感じたという。給食(希望制)で提供されたのは「グリラスかぼちゃコロッケ」。コロッケに一般的に使われるひき肉の代わりに、環境負荷の低い粉末コオロギ(グリラスパウダー)が使用された。飼育時のエサや使用する水の量が少なく、温室効果ガスの排出も少ない昆虫食だが、食材として利用するメリットもある。今回のかぼちゃコロッケでは、「コオロギを入れた方が(かぼちゃの)甘さが引き立つ」と食物科の生徒たちは話す。実際、約170人の在校生のうち、コオロギコロッケを試食した生徒は約9割にも及ぶ。同校では今月下旬に2回目の提供を実施後、給食でのコオロギの使用を継続するかどうかを検討する予定だ。

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