2023-02-16 政治・国際

蔡総統、ベリーズ首相夫人と会談 強靭な経済構築に意欲/台湾

注目ポイント

蔡英文(さいえいぶん)総統は14日、中華民国(台湾)と外交関係を結ぶ中米ベリーズのロザーナ・ブリセーニョ首相夫人と総統府で会談した。

笑顔の蔡英文総統(右)とベリーズのロザーナ・ブリセーニョ首相夫人(総統府提供)

(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は14日、中華民国(台湾)と外交関係を結ぶ中米ベリーズのロザーナ・ブリセーニョ首相夫人と総統府で会談した。台湾とベリーズは理念が近い盟友だと話し、新型コロナウイルス後の時代において共に強靭(きょうじん)な経済を築き、地域の繁栄と平和、安定に力を尽くすことに意欲を示した。

ブリセーニョ夫人は台北市で14日に開会するラテンアメリカ・カリブ海地域の女性のエンパワーメントに関する国際シンポジウムに出席するため、政府の招きを受けて訪台した。シンポジウムには蔡総統も出席する。

蔡総統はあいさつで、台湾とベリーズ間の経済連携協定が昨年1月に発効して以降、双方の企業が200万米ドル(約2億6400万円)を超えるロブスターの買い付けに関する覚書を交わした他、同7月には台湾の視察団がベリーズを訪れ、水産物の買い付けや食品加工の分野で連携を強化したことに言及。ブリセーニョ夫妻の支持の下で2国間のパートナー関係がさらに深まり、より多くの福祉を創出できるよう期待を寄せた。

ブリセーニョ夫人は、蔡総統の指導力は両国関係を深化させる鍵になると語り、今後も協力し続けていけることを期待していると述べた。

(温貴香/編集:名切千絵)

あわせて読みたい