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野党・国民党や民衆党の立法委員(国会議員)、市議ら計20人で構成される訪問団が13日、東京・永田町の自民党本部を訪れ、同党の萩生田光一政調会長や青年局幹部と会談した。

(東京中央社)野党・国民党や民衆党の立法委員(国会議員)、市議ら計20人で構成される訪問団が13日、東京・永田町の自民党本部を訪れ、同党の萩生田光一政調会長や青年局幹部と会談した。萩生田氏は、中国の台頭で東アジア地域の不安定感が増す中、時代を担う日台の青年の相互交流には大きな意義があるとの考えを示した。
訪問団は台湾の青年団体、中国青年救国団が組織した。訪問団の団長を務める救国団の葛永光主任によれば、同団体の初代主任を務めた蒋経国が1967年に日本を訪れ、当時の佐藤栄作首相と会談した際、両国の青年間の交流を強化することを決めた。佐藤は当時自民党青年局長を務めていた海部俊樹に両国間および救国団と自民党青年局間の交流を推し進めるよう指示したという。
葛氏はあいさつで、この数年、国際情勢がいかに変化しようとも救国団と自民党青年局は交流を維持し、関係はますます緊密になったと言及。両岸(台湾と中国)の平和は東アジアの安全保障に影響し、世界の安全保障にも影響を与える重要な問題だと強調した。
訪問団メンバーの一人である国民党の陳以信立法委員は取材に対し、今回の訪問は国会外交を進めるのが狙いだとし、日本の与野党各党とのつながりを築き、台日の友好関係を強化したい考えを述べた。
訪問団は12日に日本に到着した。滞在中は自民党の茂木敏充幹事長の他、小泉進次郎元環境相をはじめとする歴代の青年局長らとも面会する予定。
(楊明珠/編集:名切千絵)