2023-02-16 流台湾

【台湾で馬拉松?②】レース後のお楽しみも充実? 台北のレジャースポットをめぐる都市型マラソン

© Photo Credit: Shutterstock / 達志影像

注目ポイント

マラソンブームが広がっている台湾。昨年10月には台北市内を走る「エバー航空マラソン」が2年ぶりに再開され、入国制限が緩和されたタイミングということもあって、日本からの参加者も見られたようです。

台湾の首都・台北でも数々のマラソン大会が開催されています。最も知名度が高いのは「台北マラソン」ですが、エバー航空と中華民国ロードレース協会が主催する「エバー航空マラソン」も近年人気のマラソンレースのひとつです。

昨年10月の大会の様子(エバー航空のYouTubeチャンネルより)

昨年からフルマラソンを新設

2018年に43カ国、18,000人のランナーが集結して始まったエバー航空マラソン。初回大会から2020年の第3回大会まではハーフマラソン、10km、3kmの3部門でしたが、2022年10月23日に開催された第4回大会では新たにフルマラソン部門も新設されました。

もっとも短い3kmのコースを除く3部門はすべて総督府前がスタート地点。中正紀念堂をグルっと回り、4km付近からは新生高架道路に入り、10km部門は台北市北部のレジャースポット、大佳河川公園がゴール。ハーフとフルマラソンはその後も基隆川沿いを走る左右岸河浜サイクリングロードを進みます。

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凱達格蘭大道

総督府前から延びる凱達格蘭大道。名前の由来は北部台湾原住民(先住民)の凱達格蘭族が由来。かつてこの地を領地としていた原住民の歴史と文化を尊重し、総統も務めた陳水扁が台北市長在任中に改名

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国家図書館

コースからは少し外れますが、序盤に通る中山南路沿いに台湾で最も歴史がある国立図書館で、国共内戦の影響で南京から蔵書が移された経緯から「本の故宮博物館」とも称される国家図書館があります。知られざる観光スポットかも?

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中正紀念堂

中正紀念堂は台北を代表する人気観光スポット。付近には百年以上の歴史を誇る南門市場の仮住まい、南門中継市場があり、今年の大会開催時には新しい市場ビルも完成予定

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新生高架道路

普段は車がひしめき、歩行者の通行はもちろんNGな新生高架道路を疾走できるのも貴重な体験です

© 台北市政府観光局

成美左・右岸河浜公園

フルマラソンの28km、35km付近で通るのが成美左岸河浜公園と成美右岸河浜公園。両公園には季節に合わせた花が植えられ、夜間には両公園を結ぶ橋がライトアップされるロマンチックなスポットでもあります

 

無料航空券が当たるチャンスも

エバー航空マラソンのうれしいところは、エバー航空全路線が対象の無料航空券や旅行クーポンの抽選に提携ホテルの割引など、さまざまな特典が充実しているところ。ゴール地点で完走賞として旅客機のエンジンをモチーフにしたメダルを受け取れば、抽選会の会場やスポンサー企業のブースも設けられていて、レースが終わっても楽しみが続きます。

今年の大会日程はまだ発表されていませんが、例年10月の開催で、春にはエントリーがスタートします。3kmや10kmなど短い距離でエントリーして、観光も思う存分楽しむのもありかもしれません。


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