2023-01-30 観光

全長約300キロの媽祖巡礼、来月出発 参加希望者8万3千人超に/台湾

注目ポイント

北部・苗栗県にある廟(びょう)、白沙屯拱天宮の媽祖巡礼が来月中旬から下旬にかけて行われる。みこしに乗せられた媽祖に付いて歩く巡礼ツアーへの参加を申し込んだ人は27日午前時点で8万3千人以上に達しているという。

昨年の白沙屯拱天宮の媽祖巡礼

(苗栗中央社)北部・苗栗県にある廟(びょう)、白沙屯拱天宮の媽祖巡礼が来月中旬から下旬にかけて行われる。みこしに乗せられた媽祖に付いて歩く巡礼ツアーへの参加を申し込んだ人は27日午前時点で8万3千人以上に達しているという。

媽祖は航海の守護神。直線距離で約110キロ離れた中部・雲林県北港朝天宮を目指す巡礼は2月12日に出発し、同20日に帰還する予定。

拱天宮管理委員会の陳春発総幹事によると、昨年は8日間の日程で9万人以上が参加。朝天宮では参加者の名前が書かれた「吉祥文疏」と呼ばれる紙を炉で燃やし、媽祖の加護があることを祈るという。

参加の申し込みは拱天宮に直接出向く必要がある。これまでに何度も参加しているという張さんはこの日、旧正月の連休を利用して来訪。新年のお参りもでき、価値と意義がより一層深まったと語った。

(管瑞平/編集:齊藤啓介)

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