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ヤング・キム米下院議員(共和党)は27日、米政府に対し台湾の国際通貨基金(IMF)参加支持を呼びかける「台湾差別禁止法案」を議会に提出した。

(ワシントン中央社)ヤング・キム米下院議員(共和党)は27日、米政府に対し台湾の国際通貨基金(IMF)参加支持を呼びかける「台湾差別禁止法案」を議会に提出した。キム氏は報道資料を通じ「自由を愛するパートナーのために議会で声を上げ続ける」とコメントした。
法案には台湾経済と金融政策に関連するIMFの定期的な監視活動への台湾の参加や台湾人のIMFでの就労機会、台湾へのIMFの技術支援と訓練に対する支持を求める内容も盛り込まれた。
キム氏は台湾について、世界21位の経済体であり、米国にとって10番目の貿易パートナーだと指摘し、IMFに席を置く資格があると強調。台湾の自由は中国共産党によって弾圧されているとし、同法はこの誤りを是正し、国際金融政策の中で台湾の声を聞こえるようにするものだと説明した。
キム氏に賛同したアル・グリーン下院議員(民主党)も、世界をリードする経済体として、安定した経済政策を推進してきた台湾の経験はIMFの任務達成に寄与すると語った。
台湾のIMF参加支持を求める法案はアンソニー・ゴンザレス前下院議員(共和党)が2020年5月と21年11月にも提出しているが、いずれも廃案となっている。
(江今葉/編集:齊藤啓介)