注目ポイント
コロナ禍で気軽な台湾観光から遠ざかっていたけれど、この年末年始は入境制限が緩和されて以降で初の長期休暇シーズンでした。「待ってました!」とばかりに台湾旅行を計画した人もきっと多いことでしょう。筆者もその1人です。久しぶりの台湾は、全てが懐かしく、愛おしかった!しかし好事魔多し。3年ぶりの台湾で想定外のトラブルに直面して…

台湾一周(環島)計画
「いきなりトラブルですか?」いぶかしく思われたことでしょう。結論から申し上げますと、大変にピンチに直面はしたものの、これを潜り抜けた一連の体験を通じ、私にとって台湾は一層魅力的な存在になりました。3年ぶりの台湾で何を見聞し、体験したのか、まずは旅の計画からお話しましょう。
コロナ禍以前は年5、6回ほどの頻度で台湾を訪問していました。最後に訪れたのが2020年1月なので、実にまる3年ぶりの台湾です。
行きたい町や会いたい人が沢山います。「あの町へ行って、あの人と会いたい」「新しくできた観光スポットを見てみたい」「そういえば、あそこは今どうなっているのだろう」。とてもじゃないけど1回の訪台では回りきれません。
そこで3年分を取り戻すために、まずは台湾一周(環島)することにしました。桃園に到着してから台中、嘉義、台南、高雄、屏東、台東、花蓮、宜蘭、台北を経由して桃園から帰国。途中飛ばしてしまう町もありますが、各地の友人と会うのにちょうど良い行程です。
会社の特別休暇も使えるので、2022年12月28日から23年1月8日までの12日間を台湾で過ごせます。台湾一周するには十分な日程です。冒頭に書いた通り実は旅の途中に思わぬトラブルがあり、結果的にこの日程で本当に救われました。どんなトラブルかって? それは後のお楽しみ。
旅の準備
机の引き出しの中からパスポートを探し出して、3年ぶりに開いて驚きました。有効期限が22年12月までだったのです。このままだと出国さえ出来ない! 長らく海外渡航していなかったので有効期限のことをすっかり忘れていました。慌ててパスポートの更新申請手続きに走りました。久しぶりに海外へ行こうとしている方は、早めにパスポートをチェックしたほうがいいですよ。
パスポートの次はフライトを予約しないと。LCCも良いけどここは中華航空をチョイス。7万6千円(サーチャージ込み)で押さえたフライトはCI155/CI154。名古屋在住の筆者の最寄り中部国際空港・セントレアから桃園に飛ぶ便です。年末年始にしては安く買えたかな。
続いて確認したのは年3回以上台湾に入国すると発行される常客証(外籍商務人士使用快速查驗通關證明)。台湾入国の際に専用ゲートを使えるので、入国審査待ちの行列に並ばなくてもいい優れもの。通常この常客証の有効期間は1年間。しかしコロナ禍以前に常客証を持っていれば有効期間が2023年10月13日まで自動延長されています(執筆時情報)。延長された常客証を用意して準備OK。