2023-01-11 ライフ

「2022年 赤ちゃんの名前ランキング」 トレンドは伝統的な日本の“色”がイメージされる「レトロカラーネーム」

注目ポイント

育児支援サイトを運営する「ベビーカレンダー」(東京)が、2022年1月1日から10月1日まで、男の子5万4449件、女の子5万2840件の計10万7289件を調査した結果を「2022年 赤ちゃんの名前ランキング」として発表している。

女の子の名前トップ3は、1位「陽葵」、2位「凛」、3位「芽依」だった。「陽葵」は2020年も1位を獲得した人気の名前だが、2021年は3位、2022年は首位に返り咲いた。2位の「凛」をはじめ、2021年の22位から2022年5位にランクを上げた「詩」、3位の「葵」、8位の「紬」、10位の「澪」などトップ10のうち5つが日本的なイメージを持つ名前で、2022年も「レトロネーム」に根強い人気があった。

男の子の名前よみランキングのトップ3は、1位「はると」、2位「りく」、3位「ゆいと」だった。絶対王者の「はると」は、2018年から5年連続の首位。3位「ゆいと」、4位「あおと」、5位「みなと」が続き、近年人気の「と止めネーム」が上位に食い込んだ。「と止めネーム」人気のなかで近年注目されているのが3位の「りく」。2020年の4位から2021年2位に順位を上げ、2022年も2位。2021年に13位だった「そら」も2022年は8位でトップ10入りした。男の子のよみでも「2音ネーム」の人気が高まっている。

女の子の名前よみランキングのトップ3は、1位「えま」、2位「みお」、3位「めい」だった。2022年は5位の「あおい」以外、1位から7位を「2音ネーム」が独占する結果となった。「えま」は1位、「みお」は2位と2021年と同じ順位に。2021年に5位だった「めい」は3位に、12位だった「さな」は大きく順位を上げて4位にランクアップした。また、2021年に11位だった「りお」も6位になった。将来グローバルに活躍してほしいという思いからか、誰でも呼びやすい「2音ネーム」の人気が高まっているようだ。

男の子の名前に使用された漢字ランキングトップ3は、1位「翔」、2位「大」、3位「陽」だった。これまで3位をキープしていた「斗」が4位に、2021年に4位だった「陽」が順位を上げて3位にランクイン。空高く飛び立つという意味がある「翔」に、おおらかでたくましい様子の「大」、日の光を表す「陽」、広大なさまを意味する「悠」、清々しい澄んだようすの「晴」など、明るくあたたかみのある漢字が人気を集めた。

  女の子の名前に使われた漢字ランキングトップ3は、1位「莉」、2位「花」、3位「結」という結果だった。2020年、2021年と1位だった「花」を「莉」が上回り、トップ10は自然の生命力を表すような漢字がランクインした。「成長」や「健やかさ」をイメージさせる漢字で、赤ちゃんの希望溢れる未来を願った親が多かったようだ。

  さて、今年はどんな名前が人気を得るのだろうか。

あわせて読みたい