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台湾の企業家らによって昨年10月に立ち上げられた「台湾安倍晋三友の会」が支給する奨学金の受給者ら21人が、台湾で3日間の現地研修を行っている。

(台北中央社)台湾の企業家らによって昨年10月に立ち上げられた「台湾安倍晋三友の会」が支給する奨学金の受給者ら21人が、台湾で3日間の現地研修を行っている。1日目となる4日には南部・台南市の八田與一紀念園区などを訪問し、趙卿恵(ちょうきょうけい)台南副市長とも面会した。
同会は台湾への留学を希望する日本人に対し、1人当たり100万円を上限に1年間の奨学金を提供。台湾の文化を体験してもらい、「知台派」人材の育成を目指す。
趙氏は台湾の上下水道整備に尽力した八田技師の業績に触れ、台湾の農業と経済を近代化に向けてまい進させたことは台日友好の何よりの証しだと強調。もっと台南に来てほしいと呼びかけた。
同会によると、参加したのは奨学金受給者19人と松下政経塾の関係者2人。一行は5日には南部・高雄市の陳其邁(ちんきまい)市長とも面会する他、安倍氏の銅像が設置されている同市の廟(びょう)、紅毛港保安堂を訪れる予定。
(游凱翔/編集:齊藤啓介)