2022-12-30 政治・国際

特殊部隊が射撃訓練 米軍との訓練成果強調 蔡総統も視察/台湾

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陸軍航空特戦指揮部は30日、台湾海峡の離島、澎湖県で射撃訓練を実施した。会場には蔡英文(さいえいぶん)総統が視察に訪れ、「台米協力訓練の成果報告」と書かれた解説板も設置された。

特殊部隊が射撃訓練 米軍との訓練成果強調 蔡総統も視察 台湾

(澎湖中央社)陸軍航空特戦指揮部は30日、台湾海峡の離島、澎湖県で射撃訓練を実施した。会場には蔡英文(さいえいぶん)総統が視察に訪れ、「台米協力訓練の成果報告」と書かれた解説板も設置された。米国との訓練に関して軍側から報道陣への説明はなかったが、「公然の秘密」であることが改めて示された。

澎湖は防空・海防の第一線とされる。訓練は実戦を想定して行われ、部隊の戦闘射撃能力の強化が図られた。

軍関係者によると、射撃姿勢の変換、迅速な弾倉の交換、複数の目標へ射撃する能力などを訓練。弾倉の中には偽の銃弾が含まれ、トラブルの対処も行ったという。

米国との協力訓練を巡っては、特殊な国際情勢に置かれた台湾が自ら進んで事実を認めることはなかったものの、昨年10月に蔡氏が米国メディアの取材に応じ、米軍が台湾で国軍と協力訓練を行っていることを総統として初めて明言していた。

(游凱翔/編集:齊藤啓介)

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