注目ポイント
独身者が現在、結婚をためらっている理由や、将来、不安に思っていることなど、懐事情に彼らの気持ちが左右されている様子が、ジブラルタ生命保険(東京)が実施した「おひとりさまに関する調査2022」で明らかになった。
おひとりさまが将来について不安を感じることのトップ3は「老後の生活費」、「自身の病気」、「親の介護」だった。20代男性では「仕事」、60代では男女とも「自身の病気」になることが将来的には不安だと回答した。
独身者が普段楽しんでいることのトップは「テレビ・動画」、「音楽」、「ショッピング」。女性では「ショッピング」、「友人との交流」、「グルメ」が高い結果だった。一方、男性では「運動・スポーツ」、「ドライブ」が多く挙げられた。
「独身ならではの苦労」を実感したエピソードを答えてもらったところ、「具合が悪いときに、介抱してくれる人が誰もいないのはつらかった」(50代男性)や「入院するとき自分で準備をすべてしないといけなかったのは大変だった」(同)といったエピソードが多数あった。「クリスマスやお正月のときにはいつも寂しさを感じる」(20代女性)、「いくつになっても独身の理由をしつこく聞かれる」(50代女性)、「独身だからと仕事の休みが取りにくかったり、仕事をおしつけられたりすることがある」(40代女性)といった答えも。
今回の「おひとりさまに関する調査」は2022年10月27日から11月9日に、全国の20才~69才の未婚男女を対象に、インターネットで行われた。有効回答数は4700人で、内訳は男性、女性ともそれぞれ2350人だった。