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2022-12-31 ライフ

白い胡蝶蘭は要注意! 台湾で開店祝いにおすすめの花

© Shutterstock / 達志影像

注目ポイント

お店の開店や会社設立のお祝いに花を贈る文化は台湾も同じ。ただし、王道の胡蝶蘭、スタンド花やフラワーアレンジメントにも台湾ならではのニーズや好まれるデザインがある。

台湾でも恋人や家族へのプレゼントとして花を贈る方は多いが、それと同じくらい多い用途が「開店祝い」である。開店時に花を贈る文化は昔から世界中であり、日本も台湾も贈る行為自体はあまり変わらないのだが、文化や風習により贈る商品は多少異なる。今回は、台湾で喜ばれる開店祝いの商品についてご紹介していく。

さすが蘭の原産地「胡蝶蘭」

台湾は胡蝶蘭の生産が世界的に有名なことは以前の記事で書いたが、開店祝いの王道といえばやはり胡蝶蘭である。特に台湾の胡蝶蘭は日本よりも安くボリュームもあり、気軽に贈ることのできるギフトとして人気である。

開店祝いの際には赤、ピンクの胡蝶蘭を贈ることが主流だが、近年ではオレンジや緑などの少し珍しい色も人気となっている。当店でも一番人気は緑のミディタイプの胡蝶蘭だ。

胡蝶蘭は「大輪」「ミディ」「マイクロ」に分けられる。大輪は花の直径が約11〜15cmのもの、ミディは約3〜6cmのもの、マイクロは約2〜4cmくらいで、花の大きさにより呼び名が変わる。大きさを大切にする台湾では、大輪またはミディがギフト用としては一般的な胡蝶蘭となっている。大輪はその名のとおり、とにかく大きいものを送りたい方に向いている。色の種類こそ少ないが、株自体も大きいため花持ちが良く長く楽しむことができる。一方、ミディは色や柄の種類が豊富で花数が多い。贈り先のスペースがあまりない場合や自身で持って行きたい時にはおすすめである。

ただ、胡蝶蘭を贈る際は1つ注意点がある。台湾ではお祝い事に白い胡蝶蘭を贈ることはなるべく避けた方が良い。たとえラッピングを華やかにしたり器を赤や金にしたとしても、白い胡蝶蘭自体にお供えのイメージを持っている方が非常に多いからだ。若年層はそれほど気にしない人もいるが、年配の方は特に気にする傾向があるので是非気をつけてほしい。

自社の広告にもなる「スタンド花」

次にご紹介するのはスタンド花である。スタンド花は店舗と会社のどちらにも贈ることができるが、どちらかというと1階に店舗を持つお店におすすめである。なぜなら、贈る側も贈られる側も宣伝効果が見込めるからだ。

スタンド花には必ず名札が付く。「祝開店 〇〇様へ 〇〇より」といった名札は、みなさんも日本で一度は見たことがあるのではないだろうか。スタンド花を店頭飾ることにより、通行人に対して「新しく出来た店」ということを強くPRできる。また、名札があることにより贈り主の会社名や名前も通行人の目に触れる。台湾でも、お店の存在を知ってもらうという意味では、カフェや美容院などの開店祝いとしておすすめである。

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