2022-12-20 政治・国際

中国禁輸/中国、台湾の食品346品目の追加書類提出求める 輸入停止問題で

注目ポイント

中国の税関業務を担当する税関総署が、台湾産食品の輸入を一時停止した問題で、衛生福利部(保健省)食品薬物管理署は10日、新たに清涼飲料水など計346品目で追加書類の提出を求める通知があったと明らかにした。

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(台北中央社)中国の税関業務を担当する税関総署が、台湾産食品の輸入を一時停止した問題で、衛生福利部(保健省)食品薬物管理署は10日、新たに清涼飲料水など計346品目で追加書類の提出を求める通知があったと明らかにした。

中国は9日までに、台湾産のビールやコーリャン(高梁)酒の輸入を一時停止した。同署食品組の鄭維智副組長は報道陣の取材に、清涼飲料水でも大西洋飲料やビタロンフーズ(維他露食品)、泰山企業などの商品に影響が出ていると明らかにした。

また中国のウェブサイトは情報の掲載に遅れがあり、内容も明瞭に書かれていないと指摘。一部は以前から輸入が停止されていた可能性があるとの見方を示し、9日には黒松のコーヒー、茶、炭酸飲料などが影響を受けていたと語った。

中国側からの連絡は9日午後5時ごろに受け取ったとし、今年7~8月に台湾側が中国側に申請した465品目のうち、346品目で追加書類の不備があり、修正した上での再提出を求められたと述べた。

不備とされた理由は主に表示や文字が「要求」に合致していないことだと説明。だが、この要求がどのようなものであるか中国側は説明をしておらず、困難が生じていると話した。

(沈佩瑤/編集:齊藤啓介)

 

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