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台湾の与党・民進党の党主席(党首)選挙で16日、立候補の届け出が締め切られた。頼清徳副総統のみが届け出たことから、来年1月15日に頼氏に対する事実上の信任投票が行われる。

(台北中央社)与党・民進党の党主席(党首)選挙で16日、立候補の届け出が締め切られた。頼清徳(らいせいとく)副総統のみが届け出たことから、来年1月15日に頼氏に対する事実上の信任投票が行われる。
頼派の林俊憲立法委員(国会議員)は、党内で頼氏への期待が高く、頼氏が党を率いて未来に進むことを全党員が団結して支持していることを示していると語った。また投票までの期間、全国を回り、各地の幹部らと意見交換するとした。
頼氏と親しい関係者によると、頼氏はすでに党員に向けた政見発表会の計画を立て、21日には北部・新北市で最初の会合を行う予定だという。
中堅立法委員の羅致政氏は頼氏には党役員人事や先月投開票された統一地方選の敗因分析、党勢立て直しに向けた準備を早急に進めてほしいと語り、頼氏を支持すると語った。
同じく中堅立法委員の呉思瑤氏は、人から信頼され、人望があり、親しみやすいと頼氏の特徴を指摘し、頼氏の指導力に期待を寄せた。
(温貴香/編集:齊藤啓介)