2022-12-17 観光

国際級アートと幻想的な海の扉に歩みこもう「2022屏東落山風芸術祭」海口港で開催中

© 屏東落山風藝術季

注目ポイント

「2022屏東落山風芸術祭」が始まった! 今年は「未来・動く風」をテーマに、台湾、メキシコ、日本、オランダから13名のアーティストを招き、車城郷海口港のビーチエリアと港エリアで、11点のアートオブジェと2か所の国際級室内特別展を展示し、視覚的に未来を感じる芸術品をお届けする。イベントは既に11月4日に始まっており、2023年2月5日まで展示される。これから皆さんを、風に吹かれながら芸術鑑賞ができる屏東へ招待する。


 

© 屏東落山風芸術祭

今年で3年目を迎える屏風落山風芸術祭は、台湾で唯一、風(落山風:恒春半島で毎年9月から翌年の3月にかけて吹く、瞬間風速が台風より強い季節風)で名を広めた芸術祭である。車城海口港の「落山風に吹かれながら海を見る地」と隣接するビーチをメイン会場に、大規模なアートオブジェやパフォーマンスを通じて、風と地域の特徴を表している。今年は、「海を見る美術館」、「風の建物に滞在」、「落山風に吹かれながら海を見る地・ビーチ」の3大展示場に分かれ、国内外の13人のアーティストによる11点の壮大なアートオブジェと、2か所の国際級室内特別展が用意されている。

屏東「落山風藝術季」超美宣傳片搶先看!

不只有仿生獸!屏東「落山風藝術季」超美宣傳片搶先看! 全國唯一「以風之名」的藝術盛典,今年以「未來.風動」為題,再次展出最適合海口港與落山風的超美裝置藝術,從白天到黑夜都好拍。 屏東落山風藝術季,11/4即將風狂,我們不見不散!

Posted by 潘孟安 on Thursday, November 3, 2022

この芸術祭で最も注目されているのは、オランダの物理学者であり、芸術家でもあるテオ・ヤンセン(THEO JANSEN)氏を特別に招待したことだ。現代のレオナルド・ダ・ビンチであるヤンセン氏は、芸術と科学の知識を活かし、1990年から「新しい形の生命」を創作することに力を入れている。プラスチックチューブを使って、風力で動く生き物、「ストランドビースト」や「ビーチ・アニマル」を作り、まさに芸術と科学、エンジニアリング、パフォーマンスの領域の融合を体現している。

© 屏東落山風藝術季

ストランドビーストは、風に押されるだけで、本物の生き物のように動き回ることができる。 今年、ヤンセン氏は屏東のために、特別に6体のストランドビーストを用意し、模型を海口港で展示している。また、定期的に行われる室内ショーと、土日の屋外ビーチでのパフォーマンスを計画しており、素晴らしい作品が期待できる。

2022落山風藝術季

風行者,仿生獸。 落山風藝術季再升級,國際級展覽搶先看, 去年看過春江獸,今年看過眠夢感官浮游,現在,海口港風行生物等你來。 展覽地點│看海美術館、待(呆).風樓、落山風之吹風看海地/沙灘 https://www.amazing-pingtung.com/ptlsf

Posted by i屏東~愛屏東 on Saturday, October 29, 2022

徐婷氏が制作した「海の門 Ocean Gate」は、大地と空でできた幻想的な円形の入口で、人々を現実と夢の間に運んでくれる。

© 屏東落山風藝術季

時間帯や天候によって変化する海の景色は、光と色で無限のイマジネーションの空間を生み出す。この作品は巨大な額縁のようで、作品の前や後ろにいても、上に座っても、立っていても、驚くほど美しい芸術的な写真が撮れる。

© 屏東落山風藝術季

その他にも、エキゾチックな海の怪物の神話を感じさせる「Legend of the sea 海の伝説」、地中に隠れている巨大な龍の背びれが見える「山・風砂と地底の龍」、パイワン族(台湾南部に住む原住民)のイメージを組み合わせて生命の豊かさを表した「風の息吹」など、どれも見応えのある素晴らしいアートオブジェとなっている。

© 屏東落山風藝術季

Legend of the sea 海の伝説

 

© 屏東落山風藝術季

山・風砂と地底の龍

© 屏東落山風藝術季

風の息吹


 3ヶ月に渡る展示期間中は、昼から夜まで写真映えするアートオブジェに加え、大地、海、山をテーマとした2つのショーを今後開催する予定だ。ぜひ南国に来て、風と共に歩みながら、自身で体験してみてほしい。詳しい情報を知りたい場合は、イベント公式サイトおよび公式Facebookをご覧ください。

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