注目ポイント
台北市の超高層ビル「台北101」の運営会社は15日、恒例のニューイヤー花火について、今回の実施内容を発表した。約5000万台湾元(約2億2200万円)を投じ、300秒間に計1万6000発の花火を打ち上げる。360度での光のショーも初めて実施し、周辺を訪れる人々を楽しませる。

(台北中央社)台北市の超高層ビル「台北101」の運営会社は15日、恒例のニューイヤー花火について、今回の実施内容を発表した。約5000万台湾元(約2億2200万円)を投じ、300秒間に計1万6000発の花火を打ち上げる。360度での光のショーも初めて実施し、周辺を訪れる人々を楽しませる。
今回のテーマは「世界を気に掛け、夢を輝かせる」。照明デザイナーのウノ・ライ(頼雨農)さんが総監督を務め、映像クリエーターのジェイソン・リン(凌偉倫)さんや音楽家のジョージ・チェン(陳建騏)さんら過去に台湾エンターテインメント界の重要な賞「金曲奨」「金馬奨」「金鐘奨」の授賞式を手掛けたことがある専門家が演出に加わる。
今回はLEDを使った巨大網形状装飾「T-Pad」を新しくし、ビームライトやレーザーなど屋外の光の演出を融合させる。これまでは花火と組み合わせた演出はビルの北面のみで実施していたが、今回はビルの4面で光の演出を行い、360度でショーを楽しめるようにする。花火はドバイの超高層ビル「ブルジュ・ハリファ」やパリのエッフェル塔で使われるものと同レベルの高規格品を採用し、煙があまり出ない最新の技術を用いて打ち上げる。
台北101の張学舜董事長(会長)は、31日の大みそかの夜には約100万人が同ビル周辺を訪れる見込みだと説明した。
T-Padではすでに新年までのカウントダウンが始まっており、多国語でのあいさつを表示。外国人観光客を迎え入れる。また、今年は初めてクリスマスに合わせて光のショーを実施。23~25日の3日間、夜6時5分から15分ごとに150秒間のショーを上演する。
(曽智怡/編集:名切千絵)