2022-12-16 政治・国際

東部海域で地震 M6以上は今年12回目 M4以上の余震に要注意/台湾

注目ポイント

台湾で15日正午過ぎ、東部海域を震源とする地震があった。中央気象局によれば、今年はマグニチュード(M)6以上の地震がすでに12回起き、台湾大地震の翌年2000年以降で最多となった。

台湾東部海域で地震 M6以上は今年12回目 M4以上の余震に要注意=写真は読者提供

(台北中央社)台湾で15日正午過ぎ、東部海域を震源とする地震があった。中央気象局によれば、今年はマグニチュード(M)6以上の地震がすでに12回起き、台湾大地震の翌年2000年以降で最多となった。今後3日間でM4以上の余震が起きる可能性があるという。

15日の地震はM6.2で、東部の花蓮県で震度5弱を観測した。震源の深さは5.7キロだった。

同局地震観測センターの陳国昌主任によれば、今回地震が起きた地域では震源が浅い地震は深発地震と比べて少ない。浅い層の地質構造が細かく破断されている関係で余震は多くなるとみられ、M3以上の余震は1週間続く可能性があるという。

陳主任は、例年の平均としてM6以上は年に3回、M5~6は同25回だとした上で、今年はM5~6の地震が61回に達したと指摘。例年より地震が多い年だとし、来年には頻度が減ることに期待を寄せた。

地震活動期に入ったかについては、あと1~2年観察を続ける必要があると説明した。

(張雄風/編集:楊千慧)

 

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