注目ポイント
行政院(内閣)農業委員会茶業改良場は13日、自動運転の除草ロボットをお披露目した。高度な測位技術を採用し誤差を縮小。茶の木の根元を傷つけずに除草でき、労力やコストの削減が期待できるとしている。

(台北中央社)行政院(内閣)農業委員会茶業改良場は13日、自動運転の除草ロボットをお披露目した。高度な測位技術を採用し誤差を縮小。茶の木の根元を傷つけずに除草でき、労力やコストの削減が期待できるとしている。
蘇宗振場長によれば、測位の精度は高く誤差は10センチ以内。時速1~1.5キロで作業を行うことができ、1ヘクタールの面積なら4~6時間で除草が完了する。
蘇場長は、除草にかかるコストが茶畑の経営全体の約3割を占めることに言及。手作業が主になるためで、一般の茶園では1ヘクタール当たり年間2万6千台湾元(約11万5千円)、有機栽培の場合だと同10万元(約44万円)に跳ね上がる。
ロボットの製造にかかる費用は50万元(約221万円)。今後は技術移転を進める方針で、蘇場長は量産化できればより低価格で提供できるとの見通しを示した。
(楊淑閔/編集:楊千慧)