注目ポイント
観光スポットのホテルやレストランならともかく、台湾の花屋で日本語が通じることは稀。ただし、一生懸命中国語で伝えようとすれば、台湾人も理解しようと話を聞いてくれるはず。台湾の花屋で花を購入する時は、ぜひ今回の記事を参考に。
台湾には日系の花屋、日本語の通じる花屋は私の知る限りではほとんどない。私が台湾で花屋を起業した理由には、もちろん台湾人に花文化を広めるためということもあるが、在台の日本人が気軽に花を買えるようにという想いもあった。そのため、当店の台湾人スタッフは全員日本語が流暢で、日本人のスタッフも採用している。だが、普通の街中の花屋で自宅用にちょっとした花を購入したい時や、誰かに花をプレゼントしたい時には中国語が話せないと詳細な希望を伝えるのはなかなか難しいのではないかと思う。そこで、今回は花屋でよく使う中国語や買い方についてご紹介する。
まずは店選びが大切
日本でも台湾でも基本的には花の購入の仕方は同じである。商品の種類、予算、用途、要望などをスタッフの方に伝えれば、大抵は希望どおりの商品を作ってくれるだろう。ただその前に注意点が1つだけある。それは、自分がイメージした花材がある花屋で注文することである。街中にはお供え用の花、例えば菊や百合をメインに揃えている花屋や、開店やお祝い用のスタンド花専門の花屋もある。もし欧風や和風デザインの花が欲しいのなら、このような花屋ではなく輸入花材や珍しい花など、多種多様な花を揃えている花屋に行くのがおすすめでる。
「欲しい商品」の伝え方
では、実際にどういった中国語を使用すればいいかをご紹介する。
まずは欲しい商品の伝え方である。(※発音記号はピンイン表記)
・フラワーアレンジメント「桌花(zhuo1 hua1)」
・花束「花束(hua1 shu4)」
・観葉植物「盆栽(pen2 zai1)」(台湾では観葉植物でも通じるが、盆栽の方が一般的)
・胡蝶蘭「蝴蝶蘭(hu2 die2 lan2)」
・スタンド花「高架花籃(gao1 jia4 hua1 lan2)」
上記の単語の前に「我要(wo3 yao4)」を付ければ何が欲しいのかを問題なく伝えられるだろう。例えば、花束が欲しいなら「我要花束」といった感じである。
「予算」の伝え方
次に、予算の言い方についてご紹介する。
・予算は500元くらいです
「我的預算大概500塊左右 (wo3 de yu4 suan4 da4 gai4 wu3 bai3 kua4i zuo3 you4)」
台湾ではお金の単位については、「元(yuan2)」ではなく「塊(kuai4)」が一般的である。
・数字の数え方
1[yi1] 2[er4] 3[san1] 4[si4] 5[wu3] 6[liu4] 7[qi1] 8[ba1] 9[jiu3]