注目ポイント
台湾貿易センター(中華民国対外貿易発展協会、TAITRA)は6日、日本貿易振興機構(ジェトロ)と今後3年間の連携に関する覚書を交わし、台湾と日本の企業の第三国市場開拓を共に支援することを確認した。

(台北中央社)台湾貿易センター(中華民国対外貿易発展協会、TAITRA)は6日、日本貿易振興機構(ジェトロ)と今後3年間の連携に関する覚書を交わし、台湾と日本の企業の第三国市場開拓を共に支援することを確認した。
同センターが報道資料で明らかにした。黄志芳・董事長(会長)が訪日し、東京で行われた会合に出席。ジェトロの佐々木伸彦理事長と共に書類に署名した。
黄氏は、サプライチェーン(供給網)再構築の流れが世界的に加速していることに言及。その上で、今後重視する国としてインド、ベトナム、メキシコの3カ国を挙げ、台湾と日本の企業進出に協力していく姿勢を示した。
会合では、台日企業の第三国市場での連携に加え、デジタル転換や農産物、食品のPRなどについても話し合われた。
同センターによれば、黄氏は日本での滞在期間中、人工衛星などの航空宇宙産業やエネルギー関連の企業を訪問し、台湾企業との提携のきっかけを探るという。
(鄭鴻達/編集:楊千慧)