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2022-12-05 政治・国際

蔡総統、米シンクタンクの訪問団と会談「米国との協力で権威主義の拡張を阻止」/台湾

注目ポイント

蔡英文(さいえいぶん)総統は5日、米国のシンクタンク、全米外交政策委員会(NCAFP)の訪問団と総統府で面会した。「台湾と米国の緊密な関係はインド太平洋地域の自由、安定、繁栄における重要な基盤」だと強調し、台湾は「米国や世界の民主主義のパートナーと引き続き協力を強化することで民主主義の価値観を守り、権威主義の拡張を阻止していく」と述べた。

蔡英文総統(右)と全米外交政策委員会(NCAFP)スーザン・エリオット会長(左)中央社記者鄭傑文撮影

(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は5日、米国のシンクタンク、全米外交政策委員会(NCAFP)の訪問団と総統府で面会した。「台湾と米国の緊密な関係はインド太平洋地域の自由、安定、繁栄における重要な基盤」だと強調し、台湾は「米国や世界の民主主義のパートナーと引き続き協力を強化することで民主主義の価値観を守り、権威主義の拡張を阻止していく」と述べた。

NCAFPのスーザン・エリオット会長率いる訪問団の来訪は2019年11月以来3年ぶり。

蔡総統はあいさつで、この3年で台米のパートナー関係はますます緊密になったと言及。台米間で2015年に立ち上げられた人材育成の枠組み「グローバル協力訓練枠組み」(GCTF)の推進や近年の国防における交流・協力の強化にも触れ、「台湾と米国は互いに重要な戦略上および経済上のパートナー」だと語った。

エリオット会長は、対話は地域の平和と安定、繁栄を維持する上で非常に重要で最適な方法だと話し、蔡総統と共に対話を進めていきたい考えを示した。また、台米の力強い関係が今後も続いていくよう期待を寄せた。

(葉素萍/編集:名切千絵)

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