注目ポイント
台湾にある大手飲食店の一部で繰り返し使えるリユースカップの導入が広まっている。環境に配慮する取り組みの一環で、対象店舗の拡大を計画している企業もある。また、台湾では今年7月から一部のドリンクスタンドやコンビニエンスストアなどでマイカップを持参すれば少なくとも5元(約22円)の値引きが受けられるサービスが始められる。

(台北中央社)台湾にある大手飲食店の一部で繰り返し使えるリユースカップの導入が広まっている。環境に配慮する取り組みの一環で、対象店舗の拡大を計画している企業もある。
これまで紙カップを使っていたマクドナルドは今年10月下旬から北部・台北市の台北新生店でポリプロピレン製のリユースカップを試験導入した。同社によると、人体への影響が指摘される可塑剤やビスフェノールAは含まれておらず、回収後は専用の洗浄器で高温洗浄して殺菌するという。
スターバックスでは今年7月から、北部・桃園市や台北市などで順次貸し出し型のリユースカップを導入。スマートフォンアプリを通じ、50台湾元(約220円)のデポジットを支払えばカップが借りられ、7日以内に返却すればデポジットが払い戻される。現在利用できるのは60店舗で、来年末には全店での提供を目指す方針だ。
台湾では今年7月から一部のドリンクスタンドやコンビニエンスストアなどでマイカップを持参すれば少なくとも5元(約22円)の値引きが受けられるサービスが始められた他、台北市では今月から使い捨てプラスチックカップの利用が原則禁止されるなど、さまざまな取り組みが進んでいる。
(余暁涵、曽智怡/編集:齊藤啓介)
