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2022-11-30 政治・国際

台湾統一地方選挙2022―投開票後のあれこれ―

注目ポイント

台湾の統一地方選挙は11月26日に投開票が終わりました。最大野党国民党が圧勝し、惨敗した与党民進党の蔡英文主席が党主席を辞任したニュースはお聞きのことと思います。今回は美女軍団の当落と開票時の有効無効判断と選挙後のお礼参り?をご紹介しましょう。

里長は美女躍進か?

筆者が9月6日のTNLに投稿した「美女軍団が参選―変わりゆく里長(町内会長)選挙」の結果が出ました。この記事の一番最後で発表します。

有効票・無効票の判断マニュアル

日本の国政選挙は自書式(投票用紙に候補者の名前を書くこと)ですが、地方選挙の中には記号式(投票用紙に印刷された候補者名の上に○や✔を記入すること)のところもあります。台湾では国政選挙も地方選挙も記入式で、候補者の名前の欄に選挙管理委員会の用意したスタンプを押します。規定通りに押されていないスタンプは開票管理者が有効か無効かの判断をします。有権者が自分のハンコを押すのは無効、署名・拇印も無効、しかし投票用紙を折りたたんだ時にスタンプのインクが別の候補者の欄についてしまっても、スタンプの左右が見てわかる場合は有効となります(写真1)。応援の気持ちでスタンプをたくさん押してもOK(写真2)。中には結構ビミョーなのもありますが、有権者の意図を善意に想像しながらサクサクと進めています。この判断にはマニュアルがあって様々なケースを想定しています。スタンプの左端が枠線にタッチしていたら有効で(写真3)、「無効票」はスタンプがちょうど真ん中にあって判断できない場合だそうです(写真4)。

写真1
写真2
写真3
写真4

当選しても落選しても爆竹と張り紙で感謝

投開票日の翌日には、アパートの入り口や銀行の壁など選挙区の様々なところに「投票に感謝」という意味の張り紙が貼ってあります。また翌日と翌々日には、立候補者はピックアップトラックの荷台やジープに乗って町中(台北市長候補の3人は全台北市内)を走り回り、有権者に感謝します。「お礼に来ましたよ」という合図のために爆竹を鳴らします。本人が乗る車の左右には制服警官のスクーターが何台も護衛と交通整理のために伴走しています。これは台湾の選挙ならではの光景で、支持者ややじ馬は車上の本人に走り寄って握手を求めたり手を振ったりして声援を送ります。台北市長に当選した蒋萬安氏と落選した陳時中氏のあいさつ回りの動画をつけておきます。

けっかはっぴょー(浜田雅功風に)

ご想像通り、年齢や顔立ちで当選した里長がたくさんいます。笑顔と美貌で活力あふれる街にしてもらえることを期待しています。

© 今日新聞

 

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