2022-11-29 政治・国際

セントルシア首相、台湾訪問 蔡総統と会談へ

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中華民国(台湾)と外交関係を持つカリブ海の島国、セントルシアのフィリップ・ピエール首相が28日、台湾に到着した。政府の招きに応じたもので、滞在中には蔡英文(さいえいぶん)総統と会談し、2国間協力や共に関心を持つ議題について深く意見交換する。降り立った桃園空港で談話を発表したピエール氏は、訪台が成功裏に終了し、双方の友好関係が長く続くよう期待を寄せた。

桃園国際空港に到着したセントルシアのフィリップ・ピエール首相(右)を出迎える呉釗燮外交部長(外相)=外交部提供

(桃園空港中央社)中華民国(台湾)と外交関係を持つカリブ海の島国、セントルシアのフィリップ・ピエール首相が28日、台湾に到着した。政府の招きに応じたもので、滞在中には蔡英文(さいえいぶん)総統と会談し、2国間協力や共に関心を持つ議題について深く意見交換する。

外交部(外務省)が発表した報道資料によれば、ピエール氏の台湾訪問は昨年7月の首相就任後初めて。蔡総統はピエール氏を栄誉礼で歓迎し、国賓宴会でもてなす。

ピエール氏は来月2日までの滞在期間中、蘇貞昌(そていしょう)行政院長(首相)と面会する他、呉釗燮(ごしょうしょう)外交部長(外相)が開く宴会にも出席する。内政部(内務省)警政署や南部・高雄市政府、超高層ビルの台北101、観光産業の人材を育成する高雄市内の大学なども訪れる。

降り立った桃園空港で談話を発表したピエール氏は、訪台が成功裏に終了し、双方の友好関係が長く続くよう期待を寄せた。

台湾とセントルシアは1984年に国交を樹立したが1997年に断交。2007年の国交回復後、双方は医療や教育、観光、情報通信、女性のエンパワーメントなどの分野で連携を深めてきた。

(呉睿騏/編集:荘麗玲)

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