注目ポイント
山形市の大学生や小中学生が作った「感謝のちょうちん」が来年1月、南部・台南市の鄭成功祖廟で展示される。両市の友好都市協定締結5周年を記念したもの。黄偉哲(こういてつ)台南市長は、平和を祈る気持ちを互いに伝え合うことで、交流を深めていければと期待を寄せた。

(台南中央社)山形市の大学生や小中学生が作った「感謝のちょうちん」が来年1月、南部・台南市の鄭成功祖廟で展示される。両市の友好都市協定締結5周年を記念したもの。黄偉哲(こういてつ)台南市長は、平和を祈る気持ちを互いに伝え合うことで、交流を深めていければと期待を寄せた。
台南市政府によれば、山形市からちょうちんのプロジェクトの共同実施に関する誘いがあり、今年7~8月、鄭成功祖廟と台南市の中学生によるちょうちん300個がJR山形駅の通路に飾られた。
今回山形市から届けられるのは、東北芸術工科大学の1年生や山形市内の小中学生が制作したちょうちん約220個。山形名産のサクランボや観光名所の銀山温泉の他、台南市の観光PRキャラクター「魚頭君」と山形の郷土料理の芋煮を組み合わせたイラストなどが描かれた。閩南語(台湾語)で「ありがとう」を意味する「多謝你」の文字も書かれた。ちょうちんは年内に台南に到着する予定。
両市は2017年12月、友好都市協定を締結。協定は観光や経済、文化、教育、スポーツの5分野での交流の推進を確認するもので、新型コロナウイルス下でも双方にメッセージを送り合うなどして交流を続けていた。
(張栄祥/編集:名切千絵)