注目ポイント
26日投開票の統一地方選まで1週間を切り、与野党はラストスパートをかけている。選挙戦最後の日曜となった20日、与党・民進党は台北でパレードを行った他、桃園市でも集会を開き、党主席(党首)を兼務する蔡英文(さいえいぶん)総統は両方に駆け付けた。一方、国民党は20日、南部・高雄市や北部・新北市で集会を開いた。複数の県市で現職の再選を目指す同党。

(台北中央社)26日投開票の統一地方選まで1週間を切り、与野党はラストスパートをかけている。選挙戦最後の日曜となった20日、与党・民進党は台北でパレードを行った他、桃園市でも集会を開き、党主席(党首)を兼務する蔡英文(さいえいぶん)総統は両方に駆け付けた。最大野党・国民党は残り5日、組織戦を展開し、攻勢を強める方針だ。
候補者の死去で延期になった嘉義市以外の21県市の首長を選出する統一地方選。民進党は、台北市や桃園市、基隆市、新竹市など10県市で接戦になると予想しており、中でも桃園市を重要視している。20日から6日間、市内各地で集会を毎日開き、蔡総統の他、頼清徳(らいせいとく)副総統や蘇貞昌(そていしょう)行政院長が代わる代わる参加し、候補者を支援する。
三つどもえの激戦区、台北市では、選挙前日の25日夜に大規模な集会を開くという。

一方、国民党は20日、南部・高雄市や北部・新北市で集会を開いた。複数の県市で現職の再選を目指す同党。関係者は、選挙まで候補者は引き続きあいさつ回りを徹底するなどして、支持者が当日、確実に投票所に足を運ぶよう働き掛けると話した。
(王承中、葉素萍/編集:楊千慧)