注目ポイント
26日投開票の統一地方選まで1週間となった19日夜、与党・民進党は中部・台中市で大規模な集会を開いた。同党主席(党首)を兼務する蔡英文(さいえいぶん)総統は、先月下旬の第20回中国共産党大会以降、台湾で最初に行われる今回の選挙を「世界が注目している」と言及した上で、「われわれが選んだのは民主主義と自由だ」などと述べ、民進党への投票を呼びかけた。

(台中、桃園中央社)26日投開票の統一地方選まで1週間となった19日夜、与党・民進党は中部・台中市で大規模な集会を開いた。同党主席(党首)を兼務する蔡英文(さいえいぶん)総統は、先月下旬の第20回中国共産党大会以降、台湾で最初に行われる今回の選挙を「世界が注目している」と言及した上で、「われわれが選んだのは民主主義と自由だ」などと述べ、民進党への投票を呼びかけた。
この日は、頼清徳(らいせいとく)副総統や蘇貞昌(そていしょう)行政院長(首相)も応援演説を行い、台中市長候補の蔡其昌(さいきしょう)立法院副院長(国会副議長)など中部4県市(台中市、彰化県、南投県、苗栗県)の首長選に出馬した同党候補の支持を訴えた。
対する最大野党・国民党は、北部・桃園市に台北市をはじめとする北部4市の市長候補を集めた。朱立倫(しゅりつりん)主席は「台湾の民主主義は民進党ではなく市民が主導するものだ」とするとともに、「清き一票をもって国民党の候補に美しい未来へ導いてもらおう」と語気を強めた。
(趙麗妍、蘇木春、呉睿騏/編集:羅友辰)
