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アジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議が19日、タイ・バンコクで閉幕した。蔡英文(さいえいぶん)総統の代理として出席した張忠謀(モリス・チャン)氏(91)が同日、会議初日の18日に中国の習近平国家主席と会話したことを明かした。張氏によると、2人は18日午前、休憩室であいさつを交わした。張氏は昨年股関節の手術をしたと話すと、習氏は「今は元気そうで何よりです」と応じたという。

(バンコク中央社)アジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議が19日、タイ・バンコクで閉幕した。蔡英文(さいえいぶん)総統の代理として出席した張忠謀(モリス・チャン)氏(91)が同日、会議初日の18日に中国の習近平国家主席と会話したことを明かした。
19日夜に開いた記者会見で述べた。張氏によると、2人は18日午前、休憩室であいさつを交わした。張氏は昨年股関節の手術をしたと話すと、習氏は「今は元気そうで何よりです」と応じたという。
「台湾海峡情勢への関心を習氏に表明したか」とのメディアの質問に対し「いいえ」と答えた。
また19日にハリス米副大統領と会談したことについては、副大統領は半導体大手の台湾積体電路製造(TSMC)によるアリゾナ州での工場建設を歓迎する他、台湾を支援する米国の決意を改めて示したとした。
張氏はTSMCの創業者。APEC台湾代表に選ばれるのは2006年以来6回目で、蔡政権が発足した16年以降では5回目。
(曽智怡/編集:羅友辰)