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アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に台湾の特使として任命された半導体受託生産大手、台湾積体電路製造(TSMC)の創業者、張忠謀(モリス・チャン)氏が17日、桃園国際空港からタイ・バンコクへ出発した。張氏は、4年ぶりに対面での会議になるとした上で、張淑芬夫人と参加できることにわくわくしていると述べた他、一部のリーダーらと意見交換を行いたいとする考えを示し、収穫があることを望むと語った。

(桃園空港中央社)アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に台湾の特使として任命された半導体受託生産大手、台湾積体電路製造(TSMC)の創業者、張忠謀(モリス・チャン)氏が17日、桃園国際空港からタイ・バンコクへ出発した。張氏は出発直前の会見で報道陣に対し、蔡英文(さいえいぶん)総統から託されたメッセージをできる限り表明すると意気込みを語った。
首脳会議は18~19日に開催される。張氏がAPEC特使となるのは蔡政権下で5回目。
蔡氏は先月20日、張氏に対し、進歩を見据えた経済の枠組みと規則の策定▽安全で信頼性があり、強靭(きょうじん)な産業サプライチェーン(供給網)の構築▽バランスの取れた社会発展の追求に努力―などとする台湾の立場を世界に伝えるよう求めたとされる。
張氏は、4年ぶりに対面での会議になるとした上で、張淑芬夫人と参加できることにわくわくしていると述べた他、一部のリーダーらと意見交換を行いたいとする考えを示し、収穫があることを望むと語った。