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英国の大学評価機関クアクアレリ・シモンズ(QS)が8日に発表した2023年度版のアジア大学ランキングで、台湾大学(台北市)は前年と同位の19位となり、台湾最高位となった。

(ロンドン中央社)英国の大学評価機関クアクアレリ・シモンズ(QS)が8日に発表した2023年度版のアジア大学ランキングで、台湾大学(台北市)は前年と同位の19位となり、台湾最高位となった。
QSによると、ランキングはアジアの大学760校を対象に格付け、台湾の大学は47校がランクインした。1位は北京大学(中国)。2位はシンガポール国立大学、3位は清華大学(中国)。日本最高位の東京大学は11位。上位20位には中国と韓国の大学がそれぞれ5校入った。
台湾の大学のうち、上位100位以内だったのは、台湾大学の他、成功大学(36位、台南市)、清華大学(38位、新竹市)、陽明交通大学(43位、新竹市)、台湾科技大学(59位、台北市)、台湾師範大学(70位、台北市)、台北科技大学(73位、台北市)、中山大学(80位、高雄市)、台北医学大学(97位、台北市)。
QSは台湾の大学について、交換留学生などに関する指標で高い評価を得ていると指摘。ただ、研究での連携や生産性、影響力などの面では投資が不足しているとの見方を示した。
またQSの関係者は、台湾の教育システムは人口減少の挑戦に直面しているとし、台湾は英語プログラムを増やすなどして国際化を強化し、海外からの学生を引き付ける条件をつくることが必要だとコメントした。
(陳韻聿/編集:齊藤啓介)