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英国際貿易省のグレッグ・ハンズ閣外大臣が7日から2日間の日程で台湾を訪問する。蔡英文総統と会談する他、経済部の陳正祺政務次長と定例の通商協議を行う。

(ロンドン中央社)英国際貿易省のグレッグ・ハンズ閣外大臣が7日から2日間の日程で台湾を訪問する。蔡英文(さいえいぶん)総統と会談する他、経済部(経済省)の陳正祺(ちんせいき)政務次長と定例の通商協議を行う。
同省が報道資料で明らかにした。台湾と英国間の定例の通商協議が対面で行われるのは新型コロナウイルス流行後初めて。ハンズ氏は、王美花(おうびか)経済部長(経済相)やデジタル発展部(省)の唐鳳(オードリー・タン)部長(大臣)らとも面会する。
同省は、ハンズ氏の訪問を通じ、台湾との経済連携を推進する姿勢を示している。金融とITを融合させた「フィンテック」や食品、薬品などにおける貿易障壁の排除を目指すとともに、洋上風力発電や水素エネルギー、EV(電気自動車)産業の推進についても台湾と協議する方針。
同省によれば、通商協議では経済部と英国の政府機関「イノベートUK」が、テクノロジーやイノベーションに関する協力を促す覚書を交わす。また、台湾の洋上風力発電事業に参加している英国企業への訪問も予定しているという。
(陳韻聿/編集:楊千慧)