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中華民国(台湾)と外交関係を結ぶ太平洋の島国パラオを訪問している頼清徳(らいせいとく)副総統は2日夜、パラオのウィップス大統領らのもてなしに感謝する夕食会を主催した。頼副総統は、台湾とパラオが民主主義国家であることにも言及し、パラオと普遍的な価値を堅持し、インド太平洋の平和と安定を守っていくことに期待を寄せた。

(パラオ中央社)中華民国(台湾)と外交関係を結ぶ太平洋の島国パラオを訪問している頼清徳(らいせいとく)副総統は2日夜、パラオのウィップス大統領らのもてなしに感謝する夕食会を主催した。あいさつで「中華民国台湾」の呼称を複数回用い、パラオとの協力を強化させる姿勢を強調した。
今回の訪問で、パラオという国の美しさを目の当たりにしたと話した頼副総統。飛行機から見下ろした際、濃淡さまざまな青い海に浮かぶ深緑の島々が見え、まるでエメラルドの宝石を青い宝石箱にはめ込んだかのような美しさだったと語った。また、各地を案内したウィップス大統領に謝意を示した。
パラオの環境保全の取り組みなどにも触れ、台湾が学ぶべき点だと指摘。その上で、「『中華民国台湾』はパラオ共和国とのさらなる関係強化を非常に強く期待している」とし、海洋国家として気候変動対策に共に取り組んでいくことに意欲を示した。
頼副総統は、台湾とパラオが民主主義国家であることにも言及し、パラオと普遍的な価値を堅持し、インド太平洋の平和と安定を守っていくことに期待を寄せた。
(温貴香/編集:楊千慧)