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中部・彰化市は2日、扇形庫のつながりで大分県玖珠町と友好交流協定を結んだ。林世賢(りんせけん)彰化市長は、協定締結を通じて、鉄道文化観光や経済、スポーツ、学校などの分野での交流を拡大させたい考えを示した。

(彰化中央社)中部・彰化市は2日、扇形庫のつながりで大分県玖珠町と友好交流協定を結んだ。林世賢(りんせけん)彰化市長は、協定締結を通じて、鉄道文化観光や経済、スポーツ、学校などの分野での交流を拡大させたい考えを示した。
彰化市は台湾で現存する唯一の扇形庫「彰化扇形車庫」を有し、玖珠町には九州で唯一残る扇形機関庫である「旧豊後森機関庫」がある。友好交流協定は、日本統治時代に造られた彰化扇形車庫が今年で設置から100年を迎えるのを記念して締結された。2019年12月には、台湾鉄路管理局(台鉄)と玖珠町の間での扇形庫を縁とした姉妹友好が結ばれている。
調印式はリモート形式で行われ、林市長と玖珠町の宿利政和町長が協定書に調印した。台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(大使に相当)や大野元秀玖珠町議会議長らも立ち会った。
林市長は、彰化市には扇形車庫や彰化大仏や寺廟、古跡などの観光名所があると紹介。それだけでなく、実際に市を訪れて彰化の鉄道風情やグルメを楽しんでほしいと宿利町長らの来訪を呼び掛けた。
(呉哲豪/編集:名切千絵)