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邱国正(きゅうこくせい)国防部長(国防相)は2日、両岸(台湾と中国)が開戦した場合の勝算について、「台湾は自発的な挑発はしない。攻撃を仕掛けるという問題はなく、応戦の問題しかない」と述べた。更に国軍は人民解放軍の上陸を阻止するためにどのくらい持ちこたえられるのかとの問いに対しては「最後の最後まで付き合う。相手がどれほど長く攻撃できるか次第だ」と語った。

(台北中央社)邱国正(きゅうこくせい)国防部長(国防相)は2日、両岸(台湾と中国)が開戦した場合の勝算について、「台湾は自発的な挑発はしない。攻撃を仕掛けるという問題はなく、応戦の問題しかない」と述べ、戦いが始まれば「最後まで戦う」と強調した。
邱氏は立法院(国会)外交・国防委員会への出席に先立ち、報道陣の取材に応じた。邱氏は1日の同院院会(国会本会議)での答弁で、台湾の勝利の定義について「敵軍が上陸をせず、旗を各中央部会(省庁)のトップに挿さない限りは、敵が勝ったとは言えない」と答えた。
邱氏は2日、記者団に対し、「国家の防衛作戦は必ず全面的なものだ。あるレベルに達せば停止するというものではない」と述べた上で、「戦争はわれわれが始めるものではない」と自ら攻撃を仕掛けることはない姿勢を示した。
国軍は人民解放軍の上陸を阻止するためにどのくらい持ちこたえられるのかとの問いに対しては「最後の最後まで付き合う。相手がどれほど長く攻撃できるか次第だ」と語った。
(陳俊華/編集:名切千絵)