2022-11-02 経済

新型コロナ/台湾、感染者の在宅隔離期間「5日」に短縮へ 14日から

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中央感染症指揮センターは2日、新型コロナウイルス感染者の在宅隔離期間を5日間に短縮すると発表した。今月14日から施行する。隔離期間満了後は検査キットでの結果を問わずに外出できる。

中央感染症指揮センター提供

(台北中央社)中央感染症指揮センターは2日、新型コロナウイルス感染者の在宅隔離期間を5日間に短縮すると発表した。今月14日から施行する。隔離期間満了後は検査キットでの結果を問わずに外出できる。

現行では在宅療養を行う感染者には7日間の在宅隔離が求められ、隔離満了後には7日間の自主健康管理が必要。自主健康管理期間は会食の禁止など、一部の行動制限が課される。今月7日からは隔離満了後に検査キットで陰性が確認されれば、自主健康管理を前倒しで終了できるようになることが先月24日に発表されていた。

14日に始まる新制度では、感染者は5日間の在宅隔離期間を終えた後、検査キットで陰性が確認されれば、外出できるだけでなく、自主健康管理も前倒しで終えることが可能。隔離満了後に検査キットで陽性が引き続き確認された場合は、外出はできるものの、自主健康管理の規定を守ることが求められる。自主健康管理期間は最大7日間となる。

隔離満了後に引き続き陽性反応が出ている人でも外出可能とすることについて、指揮センターの王必勝(おうひっしょう)指揮官は2日の記者会見で、新型コロナウイルスはある程度の隔離期間を経れば感染力は低下するとし、検査キットでの陽性は感染力を意味するものではなく、感染力がなくなったウイルスの死骸に反応しているだけである可能性もあるためだと説明した。

(陳婕翎、沈佩瑤/編集:名切千絵)

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