注目ポイント
フランス・パリで先月末に行われた国際製菓コンクール「ル・モンディアル・デ・ザール・シュクレ」で、台湾は過去最高の4位に入選した。

(パリ中央社)フランス・パリで先月末に行われた国際製菓コンクール「ル・モンディアル・デ・ザール・シュクレ」で、台湾は過去最高の4位に入選した。同31日に授賞式が行われ、出場者らは中華民国国旗を手にステージに上がり、トロフィーを受け取った。
2年に1度開催される同大会。参加国は男女ペアで、20時間以内にあめ細工やチョコレート細工など指定された作品を全て作り上げることが求められる。
今年は14チームが参加し、台湾からは王家承さんと童怡静さんが出場。童さんは大会10日前、決まっていたメンバーが出られなくなり、急きょ出場することになった。
審査委員長を務めたのは、仏国家最優秀職人章(MOF)を受章したパティシエ、フィリップ・スゴン氏。中央社の取材に対し、台湾について特に印象深かったのは10日前に出場が決まった女性パティシエだと言及。準備が十分でなかったはずなのに力を尽くしていたとし、男性パティシエも堂々としていて、チームワークが良かったと語った。
プレッシャーで腹痛が1日中、止まらなかったこともあったという童さん。家族やチームメートに支えられたと話し、王さんに感謝した。2人には結束をたたえる「チームスピリット賞」が贈られた。
1位はフランス(2686点)、2位は日本(2623点)、3位はマレーシア(2397点)だった。4位の台湾は2342点で、3位のマレーシアと55点差だった。
(曽婷瑄/編集:楊千慧)