2022-10-30 ライフ

英国でリーフ茶の国際コンテスト 台湾茶、3部門で「金賞」受賞

注目ポイント

お茶の専門家育成を手掛ける英国ティーアカデミーが主催したリーフ茶のコンテスト「ザ・リーフィーズ」の発表授賞式が26日、英国ロンドンで行われ、台湾から出品されたお茶が3部門で「金賞」、1部門で「優秀賞」を受賞した。

英国でリーフ茶の国際コンテスト 台湾茶、3部門で「金賞」受賞

ロンドン中央社)お茶の専門家育成を手掛ける英国ティーアカデミーが主催したリーフ茶のコンテスト「ザ・リーフィーズ」の発表授賞式が26日、英国ロンドンで行われ、台湾から出品されたお茶が3部門で「金賞」、1部門で「優秀賞」を受賞した。今後、地元の老舗百貨店「フォートナム・アンド・メイソン」の店頭で販売される可能性がある。

コンテストは今回が初めての開催。生産地や品種、製茶方法の違いにより分けられた36部門の中から、金賞と優秀賞が選ばれた。

台湾から出品され金賞を受賞したのは、中部・南投県埔里鎮「永浩茶園」の低発酵ウーロン茶、同県鹿谷郷の「張三我茶荘」の高山四季春紅茶、同県南投市の「王宝山茶」の東方美人茶。王宝山茶は紅茶でも優秀賞に輝いた。

授賞式には欧米で台湾茶の普及に取り組む張家綸さんが永浩茶園と張三我茶荘の代理人として出席。親戚が経営しているという永浩茶園が出品したウーロン茶は南投県奇萊山産のもので、市場ではあまり知られていない産地と説明。今回の受賞は意義があるとし、家族として誇りに思うと語った。

欧米で台湾茶の普及に取り組む張家綸さん

王宝山茶の代表者はビデオメッセージを寄せ、厳格な品質管理を実施していると強調。さらに多くの人に台湾茶の良さを体験してもらいたいと期待を寄せた。

お茶の専門家、ジェーン・ペティグルーさんは中央社の取材に対し、ティーバッグを飲み慣れている人は、リーフ茶の台湾茶を飲むと新鮮さを感じ、廉価なティーバッグのお茶はもう飲めなくなると台湾茶のおいしさを語る。

台湾茶は品質を維持して積極的に海外進出し、販売面を強化することが世界での普及の鍵だと指摘。台湾茶には国際的な競争力があり、多くの消費者から気に入られるポテンシャルがあると述べた。

ビデオメッセージで授賞式に参加した王宝山茶の代表者

 

(陳韻聿/編集:齊藤啓介)

 

 

 

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