2022-10-29 観光

いつでもハッピーアワーじゃないの?台北で早朝から飲める6つのおススメ店

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注目ポイント

「いつでもハッピーアワーじゃないの?」クライベイビーだけでなく、酒好きなら誰もがうなずくだろう。自宅のテーブル以外にも朝から美味しいお酒が飲めるところがあるべきだと思う。そして、その場所にはクラフトビール以外にも必要だと思わない?

作者:Lig Lin

大人になったら、何時以降でないと飲んではいけないという決まりはないし、自分の限度さえ知っていれば、いつ何時でも1杯くらい、なんてことはないだろう。以前、早朝に冷蔵庫を開けたらビールしかなくて、ゴクゴク飲んでみたら、ビールとは喉の渇きを癒す飲み物なんだ、と改めて確信したことがある。暑い季節にはジントニック、モヒート、ハイボール......炭酸水感覚で。 口の中で泡が弾ける感じ、言わずもがなである。今回は道端以外で朝から飲める場所をいくつか紹介しようと思う。

#01:日の出後の月明かり、AM8:30からお酒が飲める

和平東路と敦化南路の交差点にある路地に、コーヒー文化を推進する「Moonshine Coffee Roasters」がある。"ムーンシャイン "とは、アルコール界ではロマンチックな言葉で、かつて暗く風の強い時期に密かに醸造された密造酒を指していた。

主原料はコーンペースト(広義的には発酵できるものなら何でもムーンシャイン(=密造酒)にできる)で、これを発酵させた後、蒸留して瓶詰めする。バーボンに似た密造酒のように聞こえるが、熟成の有無に関わらず、実はニュースピリットとほとんど変わらない。いつかムーンシャインを見かけたら、ぜひ注文して、アメリカの歴史が詰まったこのお酒を味わってみてほしい。

トーストとコーヒーカクテルで迎える爽やかな朝のひととき


話を戻すと、入り口の左の壁に「WE DRINK COFFEE UNDER MOOMSHINE」と書かれているのが見える。密造酒をロマンチックな言葉に変えるMoonshine Coffee Roasters、当初は四維路にあったが現在はかつてのパートナーが運営するブランド「Looproom」になっている。

午前中は1人客が多く、オーナーのレジーナさんによると、フリーランスの人が多いとのこと。アクリル製の両面メニュー、コーヒーカクテル作りに集中しているレジーナさんは言う--Moonshine Coffee Roastersはカクテルがメインのお店ではなく、あくまでも上質なコーヒーを広めることに重点を置いており、コーヒーカクテルはその延長でやっている…と。ただ、聞かずにはいられない「でも、8時半でもコーヒーカクテルは注文できるの?」と。 レジーナさんは笑いながら「はい、できます」と答えた。

Moonshine Coffee Roastersのドリンクメニューは、ジンとウィスキーをこよなく愛するオーナーのゼンキさんがデザインしたもので、一般的な深煎りコーヒーのブレンドとは異なり、浅煎りコーヒーのアロマを生かし、一杯一杯を大切にしたブレンドに仕上げている。その中のひとつ、「安眠薬」というカクテルは、カフェインを摂りすぎで眠れず、動悸が気になる人のために作られたものだ。

まずはやはり、フルーティーな香りが特徴の浅煎りコーヒー、花の香りがするノルデスは、ゼンキさんによれば、最もアルコール感の強いお酒の一つだという。実際の味は上記の通り、フローラルでフルーティー、エッグトーストを食べながら飲むのにちょうどいい感じだ。軽いタッチで飲めるジャスミンコーヒーサワーと、味が濃いといわれる自家製ティラミス、この2つを足すとアルコール度約5%になり、日中にビールを飲むのと同じ感覚で、微妙なバランスで眠気を覚ましてくれる。


#02:11時のブランチ時間に一杯どう?

Moonshine Coffee Roastersを出て道路を渡り、和平東路の角にあるFizzに向かうと、白い門には「COFFEE TAKE OUT」の文字があり、テイクアウトのコーヒーショップであることを印象づける。店内に入ると、左の壁にHappy Hour 16:00~19:00の文字が見え、おなじみのバーがある。

聞けばFizzは去年の9月に新しく開店したばかりだそうで、ブランチは今年6月に始まったばかりだが、11時という開店時間は、昼間からゆったりと飲める場所を作りたいという店の思いである。オーナーのCPさんによると、ドリンクメニューはほぼ2シーズンに一度変更するそうで、飲みやすいスパークリングカクテルのほか、ハーブ系のリキュールも数多く取り揃えており、「苦味をもっと取り入れて、『苦味』の魅力を感じてもらいたい」とのことだった。

例えば、ジャングルバードの変化版「ホームズジャングルバード」に八仙果(柑橘系の漢方喉飴)リキュール、アマーロ モンテネグロリキュール、またはカンパリ、フェルネット・ブランカリキュールを加えて作った「フェラーリの夢」、この1杯は(高くて)買えないほど苦い。私がCPさんに苦みをテーマにして注文すると、ラムをベースにした1杯を出された。メニューには載っていないCP特製フェルネット・ブランカ のミント味がとても人気がある。10代の頃、好きだったクイックリースタンド(店名)のミントミルクティーの青春の味を思い出した。


突き当たりは2階への階段で、会社の会議、試飲会、プライベートシェフ、芸術家との合同クラスなど、使用制限のない空間には様々な可能性がある。酒の話を続けよう。

CPさんによると、実は昼には昼専用のアルコールメニューがあり、アルコール度数は夜のメニューに比べると低いが、とはいえ、メニューはあくまでも参考用だ。外が明るい暗いに関係無く、何を飲みたいかだけ伝えればいい。

「昼下がり、一人で、お酒を一杯、、なるほど、お酒とはこんなにリラックスして飲めるのだ。#酔っぱらいのオフィススペース」という公式HPの紹介によると、その日5時頃に学生らしい若者が来て、彼はジンフィズを注文した。


#03:AM11:30に日本酒を1杯、あるいは買って帰り昼食のお供にしても良い

春未来は、丘香の2号店で、メインは日本酒のバラ売りの店だ。私が通りかかった時は午後の2時で、客は誰もいなかった。熱心な店員がグラスで飲める日本酒をいくつか持ってきて、『日本酒を世界酒に』というビジョンを掲げる『WAKAZE』について紹介してくれた。新しいスタイルのWAKAZEについてはあまり知らないが、赤と青の立体感のあるラベルが気に入っている。 口当たりは甘めだが、しばらくすると白ワインが出てくるので、お昼のちょい飲みにはもってこいのお酒だと思う。

春未来には大きなテーブルが1つしかなく、どちらかというと、1〜2杯の軽い試飲にちょうどいい感じである。個人的には、お酒を買うなら春未来に行き、酒を飲むなら丘香へ行きたい。なぜなら、2つの店の距離は歩いて10分しか離れていないから。


 

#04:工業団地の隣のトタン屋根の家、PM2:30開店

新北産業地区の近くには、ある公園の隣に1軒、東区のカフェエリアにありそうな店がある。その店の名前は「左轉靠右(左折して右に寄る)」という店だ。屋根を見上げると古いバイクがあり、バイク乗りたちはよくここに集まるようだ。クラブという感じで、トランプをしたり、生演奏を聴いたり、食べたり飲んだり、きっと夜はとても賑やかな場所なんだろう。

 

タバコをふかし、自分の家のように一尾マスターとおしゃべりをして、物語を探して、果物を探して、(とにかく暇でやることがない様子)...メニューを見ながらマスターに何がおすすめ?と聞き、タバコを消した私たち2人は、カウンターに行った。正確に言うと穴のあるコンテナハウスのカウンターだ。バーテンダーのジェリコが冷蔵庫からジンを取り出し、12個のショットグラスを持ってきて、「自分で注いでください」と言った。まだ暑さの残る午後、とりあえず4本注いで、梅乃宿の自家製のジンを選び、一尾マスターにジントニックを作ってもらった。裏表はないがザ・商売人でもある一尾マスターは、夜のバーテンダージェリコとは違い、アルコールドリンクはレシピ通りにしか作れないようだ。

梅乃宿のジンはもともと爽やかで、フィーバーツリーのトニックウォーターを加えたら、どうかき混ぜても不味いわけがない。

PM6:00 ジェリコが出勤するのを待っている間、一尾マスターが作ったコーヒーマティーニを飲みながら感想を述べた。とにかくマスターは、自分が得意なのはコーヒーだけだと自認している。いつも思うのだが、もちろんお酒が美味しいかどうかは大事だが、それ以上に店の「人」が大事だと思う。なぜならそのお店をリピートするかどうかの決め手はいつも「人」だからだ。

酒を飲んでいるうちに、ジェリコが出勤してきて、夢を語りつつタバコをふかしている中で、私は彼に女の子らしくチャーリーチャップリンのカクテルを1杯作ってもらった。普通のバーのような環境ではなく、店と客の相性に合わせてぴったりのカクテルを作るのはジェリコが思う「左轉靠右」の甘酸っぱいスタイルなのだ。

午後の常連客テーブル、生配信のネット美女たち、仕事帰りのサラリーマン、そしてスターダムビールを一バレルずつ注文するおじさんたち...、冒頭で述べたように、左轉靠右は食べたり、飲んだり、遊んだり出来るクラブなのだ。


 

#05:PM3:00の路地で、世間を嫌う人の集まる場所

地下鉄公館駅4番出口の階段を上がって、後方の路地を左に曲がると行き止まりになる。左側はジャスミン書店、右側が今回の店、厭世会社だ。その名の通り、厭世は世の中や自分の人生を嫌に思うという意味である。

現世にうんざりしたマスターの小乖さんの店の座右の銘はリュック・ゴダールの『男の子の名前はみんなパトリックっていうの』(Tous les garçons s'appellent Patrick,1959)のセリフから来ている。「Don't kill yourself.Let's have a drink.(自分を殺さないで、まずは1杯飲もう)」何も考えたくない時は、ここに来て1杯飲んで--お酒でもコーヒーでもいい。厭世会社の誰かがあなたの話を真剣に聞いてくれるはず。

病院以外の場所で心を休める場所が必要だと感じたのがお店を始めたきっかけで、飲食店、バー、カフェ、アートギャラリーなど、小乖は厭世会社がどこに開店するのかを定義せず、人通りのないここはネット検索から辿り着いた人が多い。

表紙には「ここには酒がある、あなたには悩みがありますか?」と書かれているメニューがあり、赤白ワイン、ジン、食前酒、日本酒、ウイスキー、クラフトビールや多種のカクテルがある。メニュー内のアルコール、コーヒー、料理の名前と描写は、世間を嫌う人の共感を誘うものばかりだ。

厭世会社には本も売っており、その本のセレクト基準は、いかに社会に嫌気をさしているかが分かるタイトルばかりだ。ーー現代社会を嫌ってさえすれば良い。小乖が「ジャンプ」に関連する一連の本の話をしていたので、私はニック・ホーンビィ『ア・ロング・ウェイ・ダウン』を薦めた。その日の3時、私は彼と一緒にソファに座って度数8%の厭世人生(カクテルの名前:人生にうんざり)を1杯飲んだ。


#06:西エリアに万華世界午後酒場が出来るようだ

まるで盗聴されているかのような携帯電話には、スライドする度に昼間からお酒が飲めるところがたくさん出てくる。万華に詳しいある酒飲みの友人曰く、まだオープンしていないが、AM9時から飲める場所が出来るらしい。詳しい情報を求めると、彼は真面目にたくさんの情報を教えてくれたが、私がほしかったのは「一日中飲める、どんな天気でも飲める」というたった2つの言葉だけなのだ。

店名は万華世界午後酒場という。彼が架けたい橋は「飲み二ケーション」だ。人と人、人と世界とのつながり、そしてお昼からお酒を飲むという文化だ。店の住所は「龍山寺駅3番出口を出て、左手の路地から奥へ50歩行けば着く」と彼は言った。

「ドアを開ければお酒が飲める。」万華世界午後酒場の友達でまとめると上記に紹介した各所は営業時間内でさえあればいつでもお酒が飲める。


 

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