2022-10-28 ライフ

文化+/新竹の古建築を救う活動から始まったー雑誌「貢丸湯」とその産地<文化+>

注目ポイント

「貢丸湯」は新北市の歴史ある建物やレジャーを紹介する雑誌である。そんな「貢丸湯」を発行する「見域工作室」は、清華大学(新竹市)の異なる学部の学生が一緒になって互いを刺激し合う「清華学院」(現厚徳書院)の仲間たちによって設立された。このプロジェクトの中心となって動いた呉君薇さん。設立までのストーリーや雑誌に込めた思いとは。。

呉さんはある時外食した際、レストランに「貢丸湯」で紹介した記事を拡大コピーしたものが貼ってあるのを見つけて、とても驚いたという。「彼らが期待しているのはこのようなものであり、紙の出版物が彼らにとって重要だということが分かりました」

過去8年を振り返り、「貢丸湯」は新竹人が自分たちの都市を理解する手助けになっただけでなく、呉さんの仲間一人一人も新竹をより深く知ることになった。「この出版物では一般の人々の生活について語りたいと思っています。庶民の生活をいかにして具体的に紹介するのかということが、私たちが常に考え、試みている挑戦であり、『貢丸湯』が存在し続ける原動力でもあるのです」

「私たちは市民と共に成長してきた出版物です」。呉さんはこう語った。

(邱祖胤/編集:名切千絵)

 

 

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