2022-10-27 観光

コロナ禍前の“通常状態”取り戻す台湾―入国検疫廃止し旅行者戻った桃園空港

注目ポイント

台湾・桃園空港では、10月13日(到着予定時刻)より「0+7」ルールを実施し、通常の入国審査を再開した。無症状者は入国後、通常の公共交通機関を利用できるようになった。また、展望台などの公共サービス施設も通常営業に戻り、新型コロナウイルス流行前の状態に着実に近づいている。

台湾・桃園空港では、10月13日(到着予定時刻)より「0+7」ルールを実施し、通常の入国審査を再開した。無症状者は入国後、通常の公共交通機関を利用できるようになった。また、展望台などの公共サービス施設も通常営業に戻り、新型コロナウイルス流行前の状態に着実に近づいている。

桃園空港会社の範孝倫社長は「桃園空港は国家の玄関口であり、流行期には厳しい国境管理政策に協力した。空港は、水際対策の緩和に備え、お客様の帰りを迎える準備を整えていた」と表明している。約600人の清掃員を動員し、約8,000枚の「ソーシャルディスタンス」ステッカーをはがし清掃した。

2つのターミナルは、12日に最後の旅客が到着した後、夜間に空港の通常運用を再開するための準備が行われた。

桃園空港のフライトキャパシティ予測によると、10月13日の入国者数は12,322人、出国者数は6,238人、接続便利用者は5,535人、旅客便数は270便となった。また、13日の午前0時より、桃園国際空港は以下の通り措置を調整した。

入国検疫システムの廃止、迂回導線や各標識の撤廃、入国旅客の食事・買い物制限の撤廃、シャワー室の開放、屋外喫煙スペースや展望デッキの運営時間を新型コロナウイルス流行前の6時30~22時半に戻すなど、さまざまな施策を実施した。

症状のないインバウンド旅行者への公共交通機関の利用を可能に。そして今後は、エアポート・MRT、乗合バス、タクシー、レンタカー、自家用車、家族や友人など、さまざまな方法で空港を利用することができる。13日以降、桃園空港でのメータータクシーサービスも再開。詳細については、桃園空港のウェブサイトへ。

また、空港への旅客数の回復に伴い、空港会社はビジネスサービス事業者を調整し、徐々に元の事業規模に戻している。

新型コロナウイルス流行に伴い営業時間を短縮していた店舗もあるが、主要なカウンターは13日以降、流行前の6:00~23:00の営業時間に戻った。また、24時間営業のコンビニやファストフード店も再開した。

ビジネスや旅行の需要増加に対応するため、空港では、オンラインチェックインや市中チェックイン、手荷物のセルフ自動チェックインの利用を促している。こうしたAI化をすすめることで同時に不要な接触を減らす。

そして引き続き国や地域の健康と安全を守り、乗客にはこれまで通り空港内や出入りの際にはマスク着用をお願いや、到着時には家庭用抗原スクリーニング検査キットを4回分受け取り、自己防疫期間中に使用するよう呼びかけている。

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