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日本統治時代の1921(大正10)年に新竹公会堂として建設された北部・新竹市にある新竹生活美学館の修復工事が完了し、22日から供用が再開された。老朽化により狭さや水漏れなどの問題があり、2019年から修復・再利用プロジェクトを進めていたとし、文化部(文化省)の蕭宗煌(しょうそうこう)政務次長は、本来の姿を取り戻したと語った。

(新竹中央社)日本統治時代の1921(大正10)年に新竹公会堂として建設された北部・新竹市にある新竹生活美学館の修復工事が完了し、22日から供用が再開された。
文化部(文化省)の蕭宗煌(しょうそうこう)政務次長は、日本時代は集会や芸術文化イベントが行われた重要な場所だったと説明。老朽化により狭さや水漏れなどの問題があり、2019年から修復・再利用プロジェクトを進めていたとし、本来の姿を取り戻したと語った。
生活美学館は文化部に属する施設で、新竹の他、中部・彰化、南部・台南、東部・台東にも同様の施設がある。蕭氏は美術や歴史、考古学、文学などの業務を取り扱い、文化部が台湾各地に設置した「拡散基地」だと指摘。新竹では来月27日まで毎週末には多くの芸術団体がパフォーマンスを行い、北部9県市から集まった物販も行われるとして、来訪を呼びかけた。
(魯鋼駿/編集:齊藤啓介)