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台湾と外交関係を持つアフリカ南部・エスワティニの国王ムスワティ3世は21日、北部・台北市の総統府を訪問し、蔡英文(さいえいぶん)総統と面会した。ムスワティ3世は、台湾が国連に参加できない限り、世界は進歩の重要な要素を失うと語った。

(台北中央社)中華民国(台湾)と外交関係を持つアフリカ南部・エスワティニの国王ムスワティ3世は21日、北部・台北市の総統府を訪問し、蔡英文(さいえいぶん)総統と面会した。ムスワティ3世は、台湾が国連に参加できない限り、世界は進歩の重要な要素を失うと語った。
ムスワティ3世は4年ぶり18回目の訪台。蔡氏は、近年台湾とエスワティニは互いに支え合い、新型コロナウイルスに共に立ち向かったと語り、協力や交流関係は密接になっていると強調した。またさまざまな分野で意見交換をし、新たな発展を促したいと期待を示した。
ムスワティ3世は、真の友人とは、困ったときや悲しいときに慰め、助けてくれる人のことで、台湾はエスワティニの真の友人だと指摘。長期間にわたって台湾のそばにいたいと思う理由だとした。
また世界各地で情勢の緊張が高まっているとし、国連が早急に解決することを望むと主張。国連に対し、台湾には世界と分かち合う経験や知識があることを認めるよう訴えた。
(温貴香/編集:齊藤啓介)