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国立故宮博物院の呉密察院長は19日、立法院(国会)教育・文化委員会で、同院の記念品を台湾内で製造するよう業者との契約書に明記する方針を示した。

(台北中央社)国立故宮博物院の呉密察院長は19日、立法院(国会)教育・文化委員会で、同院の記念品を台湾内で製造するよう業者との契約書に明記する方針を示した。
与党・民進党の范雲・立法委員(国会議員)の質疑に対する答弁で述べた。范氏は同院の記念品に中国製のものが複数あると指摘。中国や米国、日本の観光客が購入後、混乱するのではないかと疑問を呈した。
呉氏は、同院の記念品に中国製のものがあることは「良くない」との見解を示し、中国の観光客が購入しても「台湾に来た」意味を感じてもらえないとした。その上で、文化クリエーティブ商品は製造地に区別があってこそ魅力を持つと話し、改善していく姿勢を見せた。
(王宝児/編集:楊千慧)