注目ポイント
チャイナエアラインが今月25日から那覇空港と台北を結ぶ定期便を再開。本格的な輸出の再開、そしてインバウンド需要の回復が期待される。
新型コロナウイルスの水際対策緩和に伴い、チャイナエアライン(中華航空)は今月25日から、運休が続いていた那覇空港と台北・桃園空港を結ぶ国際定期旅客便を再開する。
定期便の再開はおよそ2年7カ月ぶり。沖縄県や宅配大手のヤマト運輸などは、那覇空港を拠点にした本格的な輸出の再開を目指しており、アジアで人気の島野菜である紅イモや泡盛、菓子などの県産品や、県外の生鮮食品などを運ぶ貨物便の運航をすでに始めている。
アジアへのスピーディな貨物の輸送が期待される(琉球放送のYouTubeチャンネルより)
琉球放送によると、那覇と台北を直接つなぐ毎日1往復の定期便の再開により、コロナ禍で東京を経由せざるを得なかった貨物の輸送時間や空輸コストを軽減でき、県産品の販路の拡大や、鮮度が保たれたより良い商品の提供にもつなげられるという。
また、インバウンド需要の回復を見越して、県内のホテルでは中国語や英語を話せる人材の確保が急務となっており、SNSでの情報発信やキャンペーンなど、外国人観光客の取り込みにも力が入れられているという。
なお、チャイナエアラインは11月1日から、札幌・新千歳空港と桃園空港を結ぶ定期便を、現在の週1往復から週3往復、12月1日から1日1往復の運航に順次増便するほか、全便運休していた広島空港と桃園空港の定期便を、来年1月4日から週4往復で運航することも発表している。

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